3月1日(火)福祉プラザ 新春コンサート

アーティスティック・ジャズ・ワークショップ

亀和田國彦(As)

栗田俊宏(B)

青木孝之(Ds)

この日は思えば震災より10日前のことである。もう遠い日のコンサートのようだ。この日も私はノーテンキであった。早朝8:30入りで、通勤ラッシュに巻き込まれないようにと早めに家を出るが、途中で道を間違えた。ここでの新春コンサートは数年前にクレストフォーとしても演奏したことがあり、そのときは迷わなかったのに今日は「あれ~」と思っているうちに、作新学院の方までいってしまった。大きな建物のはずなのに探すことができなくて通りすぎたのか・・・。Uターンしながら「今通ってきたところにはなかったよなぁ・・」と不思議な気持ちでもどり、一本手前の道を来てしまったことに気付いた。

会場は300人収容の大きなホールである。お客さんは北生涯学習センターに通うカルチャースクールの生徒さんなどだ。ライブハウスでの演奏と違い、ステージにのせられてしまうと妙に緊張する。広いステージのため無意識にメンバー同士がすこし離れてセッティングしてしまう傾向もあり、いざ演奏が始まると「あぁ、もっとくっついてセッティングすればよかった~」などと思ってしまう。

お客さんたちは特にジャズファンというわけではないだろう。そういう方々にむけた選曲も難しい、ジャズのグループなのだからジャズの曲をやればいいのだが、「なんだかぜんぜん知らない曲ばかりだなぁ・・」という顔をして聴いていただくのも心苦しく、私たちは映画音楽やディズニーアニメから主に選曲し、聴衆によりそった(つもりの)演奏をめざした。よりそう、というと聞こえはいいが、この日は平日午前中の演奏のため、アーティスティック・ジャズ・ワークショップ(以下AJW)のオリジナルメンバーは揃わず、AJWとしてライブで演奏する2管用にアレンジされた曲などはできなくよって、この日はAJWというか普通の寄せ集めジャズバンドであった。バンド名を出すときには、やはりオリジナルメンバーで、そして2管でばっちりきめたい、というのが私の理想である。お客さんにとっては、どちらでもいいのだろうが・・。思えばクレストフォー時代、故山本安則氏はよく「オリジナルメンバーで」と言っていた。その気持ちが私にもやっと理解できるようになった。

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2月12日(土)・13日(日)春節祭

B-STYLE

沼尾賢一(B)

菅野公士郎(Ds)

ゲスト 斉藤浩一(G)

震災後にこの日をふり返る。あぁ、この時の私は今と違い、ノーテンキであった。前日2月11日は雪、そう今年の冬は雪の日が多かったのだなぁと懐かしくさえ思う。コーシローから「中止になるかもしれないから」と連絡を受けたが、一応準備して待っていないと入り時間に間に合わないので、前夜のうちに楽器を積んで休んだ。

昨夜の雪に今日の雪が降る朝をむかえた。正直、中止と思ったが意外にも「決行」との連絡を受け、急いで化粧をして家を出る。昨年新しいスタッドレタイヤにしたのであまり不安は無かったが、宇都宮でこんなに大雪なら、鬼怒川は・・・と考えると厳寒の中の演奏を予想した。カイロ、指なし手袋などを装着し車を走らせるが、以外にも鬼怒川ははらはらと雪舞う程度であった。「里雪かぁ・・」と鬼怒川陣は言う。あわただしくセッティングをしているとフルートの落合君があいさつに訪れた。「今年は厚着してきましたっ!」と言い、ハイネックの襟をひっぱって見せた。昨年のレポートにも書いたが、落合君は「ミュージックシンフォニー」という琴、テルミン奏者とともにフルートで参加する強力な助っ人、というかメンバーである。今年も昨年同様この三人でメインステージにたつようだ。そしてこのことも何度も書いたが、われわれB-STYLEはメインステージではなく、竜王太鼓、芸者の踊り、ミュージックシンフォニー(以下、MS)などの出し物の合間をぬって、ランダムな時間にちょこちょこっと演奏するのだ。「でも、こっちの方がクォリティが高いんだよなぁ・・・」と落合君が嬉しいことを、いや本当のことをつぶやく。そうなのだ。いつも思うのだが、ミュージックシンフォニーのステージは学芸会チックに見える。だがそれは落合君のせいではない。むしろ落合君の加入でMSのステージは格段にレベルアップしたといえると思う。琴の彼女の陳腐な歌が、学芸会にしてしまっているのだ。だが一般のお客さんはそんなことは気にもしないだろうから、MSの皆さん、御安心を・・・。(かなり失礼)

「あっ!ミュージックシンフォニーが二人になってる!!」このことも昨年書いているので恐縮だが、いやにMSの動向に敏感なコーシローが叫んだ。「テルミン、リストラかぁ・・・」賢ちゃんが「ウフフ」と笑って言った。悪質である。しかし本当にリストラなのだろうか。ほとんど昨年、いや、その前から変わらないレパートリーの披露を皆で見守った。今年の新曲は「いきものがかり」の「ありがとう」のようである。

だったらお前達の演奏はどうなのかと聞かれたら??われわれはリストラもなく毎度のチームワークで素晴らしい演奏を披露した。自分のブログなのでこのように自由に書けて幸せである。一日目は悪天候のためいすに座って聴いてくれる方はいなかったが、二日目は見事に天候も回復し、お客さんもたくさん訪れ、いろいろと声もかけていただいた。メインステージより楽しいとのお言葉もいただき嬉しく思うが、やはりいろいろな出し物があちこちに共存することが良いというのが私の本意である。

震災以降、観光地に訪れる人も少なくなってしまい、今後の観光シーズンへの懸念や、その中でも関係者がいろいろ知恵をだしあい、観光客をよびこむための努力する様子がテレビなどでも報道されている。今後もイベントが存続し、この鬼怒川温泉もたくさんの人でにぎわうことをことを願っている。

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2月12日、初日、とても寒かった。雪の積もったいすが悲しい・・・。

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昨日の雪が嘘のような二日目、13日。

一日目は雪に翻弄され、この日の天気には無邪気に喜んで演奏した。私たちはちっぽけな存在だなぁ、とつくづく思う。

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1月27日(木)御幸が原コミュニティセンター

みはら塾 「新春コンサート」

大島美知恵(Fl)

昨年、宮原地区で行った演奏が好評だったということで、今年は御幸が原地区に招かれた。私は2才から25才までこの近所に住んでいたのでこの地区はとても懐かしい。しかし夜逃げ同然で引っ越したので、当時を思い出すと少し悲しくなったりもする。引っ越してからはあまりこの辺に来ることはなかった。到着すると、すぐに電子ピアノを搬入、前回同様2階の畳の部屋で演奏するのだ。バタバタと準備しながら、悲しいことは頭の中から消えた。宮原地区もここ御幸が原地区もコミュニティセンターは古い、しかし建て替えの予定があるようで、そうすると新しくキレイな施設になるのだ。今度はそういうところにお招きされたいなぁ。しかしこの畳の部屋での演奏もなかなか味わいがあっていい感じなのだ。寒いこの季節だが、日が当たってとても暖かい。

今日のお客さんはある程度の年齢のいった方である。毎週いろいろな分野の講師を招いての講座を聴講するサークルのようなものらしい。ちなみに来週は「お金の正しい使い方」という内容だと、当コミ代表の安原さんが案内をしていた。50人ほどの方が座布団に座って、にぎやかにおしゃべりしながらお待ちかねである。私たちは、懐メロ、童謡、人気テレビドラマの主題歌、クラシックなどから20曲以上を2時間に渡って演奏した。時に口ずさみながら聴いてくれる方々は、大部分が女性である。やはり女性は元気なのだなと思いながら演奏する。後で話すと大島さんも同じ事を考えていたと言う。安原さんも「そうですねえ・・。女性は楽しんで参加してくださるんですけど、男性はプライドがあるので、自分が講師ならいいけど、というようなことを理由に、なかなか講座には参加してくださらないんです」とおっしゃっていた。私は想像する。私が高齢になったらどんな老人になるだろう。結構独りが平気なので、皆さんのように朗らかに楽しめないかも知れない。気難しい老人になるかもしれないなぁ・・。

先のことを憂いても仕方ない。とりあえずまた一年後、どこかのコミニュティセンターで演奏できることを願おう。

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12月18日(土)那須塩原市 吉左右

B-STYLE futuring 亀和田國彦

亀和田國彦(As)

B-STYLE

沼尾賢一(B)

菅野公士郎(Ds)

クリスマス時期の吉左右でのディナーパーテイの演奏も4、5年目を迎えた。はじめはクレスト・フォーでの出演であったが、山本氏がいなくなってからは上記のような形で演奏をしている。一度佐野在住のイギリス人サックス奏者W氏にフロントをお願いしたこともあった。「「演奏活動をしたいと言っている外国人のサックス奏者がいるから・・・」と紹介されたのだが、いざ演奏を依頼すると「アドリブはできない、フロントは嫌だ」と奥さんに電話して騒ぐ始末。英語がわからないふりをして、無理やり那須に連れて行った。肝心のサックス演奏はディヴィット・サンボーンのような張りのある明るい音色で、ジャズの曲もある程度は知っていて、ソロも結構吹いていたのに、最後まで騒がれて疲れた。お客さんにとってもガイジンは珍しい存在だろうし、堂々と演奏活動すればいいのになぁ・・・。面倒なので、それ以来は声をかけなくなってしまった。現在は元気でいるだろうか?きっと英語の先生をしながら元気でいることと思う。

実は、このパーティの前に、何回か聴きにきていただいているお客様から、「女性ヴォーカルを入れてはどうか」と私のブログに対してコメントがあり、ヴォーカリスト個人の名前も指定してこられた。独断では動けないので、吉左右さんと相談した結果、やはり今回もカルテットスタイルでやろうという話になった。この場を借りてお詫びいたします。御希望に添えなくて申し訳ありませんでした。今回に限らず「女性ヴォーカルを入れてください」という依頼は結構あり、中にはヴォーカリストの容姿、年齢まで指定してくる方もいて私は困る、のを通り越して悲しくなる。別のパーティの演奏依頼で「長い巻き毛の髪で、痩せ型、30代限定」などと言われ、私だったら完全アウトの条件に「ピアニストでよかった~」と思った。私はカルテットスタイルでアレンジをしっかりして演奏するのが好きなので、基本的にはヴォーカリストは要らないと思っているが、予算があれば管楽器とヴォーカルがいると華やかな雰囲気になるとも思う。「女性ヴォーカリストがいるからJAZZを聴く」を言う方達のおかげで、JAZZという音楽が受け入れやすくなっているという面があるのは事実だということも認識している。このあたりが、演奏者と聴く方の意識の差なのだろう。

さて、そんなことがあったが、楽器編成が決まったところで、選曲をしなければならない。今回はジャズではない曲を大幅に取り入れた。ディズニーから何曲か、映画音楽から「慕情」など、そして最近オジサマ方に人気の?全音ずつ転調する「ワシントン広場の夜は更けて」など、そしてクリスマスソングも「もみの木」を高速アレンジでやるなど無謀なラインナップとなった。しかしメンバー三人は「こんなの嫌だ」などとは一言も言わずに、(たぶん,言えないのだろう)さくさくと演奏する。やはりこれが理想のスタイルだ。しかしコメントを下さったお客さんにとっては、どうだっただろうか?客席をみると遠くの方にその方がいらっしゃった。ヴォーカルがいなくて御不満だったかもしれない。今年のこのイベントはそんな気持ちをかかえたまま終わった。しかし吉左右さん側が「カルテットでやろう」といってくださったことが救いだった。きっと山本氏がいた時のスタイルを変えたくなかったのかな、と思うのは考えすぎだろうか。

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10月30日(土)マロニエスタジオパーク

オータムジャズフェスティバル

アーティスティック・ジャズ・ワークショップ

亀和田國彦(As)

内部真(Tp)

岩見達也(B)

須藤晶(Ds)

鹿沼出身で御年83歳のビブラフォン奏者、内田氏のカルテット、ゴスペルグループのブラウンブレストヴォイス、そしてわれわれAJW、計3バンドが映画音楽、ビートルズ、クラシックから1曲ずつ選び交互に演奏するという企画で、ラジオのNHK-FMの番組でON-AIRされた。場所は東図書館内のスタジオで50人ほどの観覧者の前で演奏。この日ゲスト出演する近代人のマスターには「お客がいっぱい来るからいい服着て、化粧して行けよ」と言われた。事前より、NHK側と演奏時間の確認など生放送ならではの細かいやりとりがあり、私は上記のジャンルからそれぞれ、「シェルブールの雨傘」「エリナー・リグビー」ショパンの「プレリュード4番」を2管用にアレンジした。ジャズではない曲のアレンジはなかなか大変であったが、演奏後の感想としては、番組の趣旨を理解し、全員が一丸となって演奏するという点で、プロの内田氏カルテットよりはるかに優れたアレンジに仕上がったものだったと、我ながら思った。番組は司会者のほか、ジャズの生き字引的存在である内田氏が自ら曲の解説、ジャズシーンの話、近代人のマスターによる、宇都宮のジャズシーンの変遷の話、などを挟みながら2時間に渡って進行し、当然のことながら時間ぴったりに終了した。

前日よりタイムテーブルに基づいた、分、秒刻みのリハーサルを行い、本番もあやつり人形のごとくスタッフに言われるまま移動し、演奏した。集団行動が苦手な私(私たち?)は久しぶりに中高生のように「はい」「はい」と言いながら、素直にそして必死に動きについていった。

最近になってON-AIRの音源が届き、当日「鹿沼はNHK-FMが入らない」と不思議なことを言った母親にCDを渡した。CDを聴いた母は「アンタがどれなのかわからない」という。ラジオで姿見えなく、音のみという状態ではどのピアノの音が娘の演奏なのか母にはわからないのだろう。

この企画でアレンジした3曲は今後も頻繁に演奏し、さらに完成度の高いものになるように練習を重ねたいと思う。

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スタジオ内は観客の方々を意識して、とても華やかな装飾が施されていた。写真には写っていないが向かって右側には内田氏のカルテットがセットされ、言わば対バン形式。

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10月29日(金)グリンデルベルク自治医大店

亀和田國彦(As)

ケーキの値段が20%引きになるこの「秋の収穫祭」。例年は土曜日にお邪魔しているが今年は金曜日に依頼を受けた。このレポートもいつも同じような文面になってしまうので、今回は私の「スイーツ観」について述べよう。

子供の頃はケーキを食べる機会はあまり無かった。私と母の誕生日は12月のため、ケーキに出会えるのは24日のクリスマスイヴに吸収合併され、父はケーキを進んで食べたい人ではないので、父の誕生日は通常の夕食、弟は元旦生まれだが、当時元旦周辺の日に営業しているケーキ屋は皆無であったため、おせちとお雑煮でなんとなく済まされていた。子供の頃の弟は誕生日が近づくと「ケーキが食べたい!!」と叫べど母親に「ケーキ屋さんやってないよ~」と言われており、かわいそうだった。

しかし現在は近所に何軒もスィーツ店がある。私も甘いもの口にすることが子供の頃に比べるとぐっと増えた。「○○の○○がおいしい」とかおいしくないとか生意気なことも言ったりする。味よりも重視している点として言えば、私は大きなケーキが好きである。「かわいい一口サイズ」とか「プチ・・」なんていうのはせこい感じがしてあまり好まない。グリンデルベルクのケーキは大きめである。何年か前にオーナーに「大きなケーキが好きだ」と話したところ、栃木県民の嗜好としてはやはり大きめのケーキを求める傾向があるらしく、ゆえに「ウチのケーキは大きめにしてあります」といった内容のことをお話されていた。そしてやはりきちんと甘さがあるケーキが好きである。「甘さ控えめ」というのはなんか煮え切らない感じがしてこれも嫌である。別のお店だが、そこのケーキはすべて甘さ控えめをうたったもので、サイズが大きめだったためはじめは喜んで食べていたが、あるとき「なんか、味がない・・」と思ってしまってそれ以来そのお店には行かなくなってしまった。英会話を習っていたとき、オーストラリア人講師のキャシーは「ニホンノケーキハ、ノーティスト!」と言っていたし、やはり甘さが感じられるものが好きである。ボストンにいたときは寮のカフェテリアに常にケーキがあった。ドカーンと大きいその一切れを食べると予想通りとてもあまく、キメも粗く、胸がつまるようだったが、そのうちこれがおいしく感じられるようになってしまった。日本では「キメが細かくふわ~んとした」ものがよしとされているが、私は適度なキメの粗さも重要と考える。やはりボストンで、気まぐれに友達と行ったギリシャ料理のレストランで食後に選んだケーキは、大きく甘くキメが粗く、まさに私の好みを満たしていた。料理も今となっては何を食べたか忘れたが、なにか苦味のある緑の料理(たぶん野菜のなにかだったのだろう)がとてもおいしかった。

OLの頃は温泉旅行を楽しむ一方、ケーキもいろいろ食べ歩いた。県内だけでなく、茨城のスイーツ店にもかなり足を運んだし、都内もしかり、私は紅茶が好きなのでつくばの「アリスの茶屋」や「花水木」、水戸の「紅茶館」、都内は千歳船橋の「青い空」や下北沢の「ラ・パレット」などの紅茶専門店がお気に入りなのである。おいしく淹れられた紅茶と一緒にケーキをいただくお店である。最近はなかなかいけないが、こうやって文章にしていると「行きたい!」という気持ちになってしまうなぁ・・。宇都宮にはおいしいお茶がいただけるこの手のお店があまりなく残念である。

こんなことを書いているが、なにも有名店のスィーツでなくてもいいのだ。おせんべい、団子、100円のクッキーだって、自分で淹れたお茶で落ち着けるひとときを持てれば、それで満足できるのだ。

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今回は熱心に聴いてくれるお客さんが多く、私たちの演奏も白熱?したものとなった。写真はまだお客さんが少ない午前中。私はカメラの方を見て、ニカニカ笑っている。今回もリビングエージェンシーの目黒さん、お土産においしいチョコレートロールケーキを下さったオーナー御夫妻、お世話になりました!!ありがとうございました。演奏以外で楽しみなのは、店内の商品を見ること。今回は知人に「メープルラスク」と、中禅寺湖畔の小石をイメージして作られたという「湖畔の小石」という焼き菓子を買い、おいしかったと好評でした。

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10月17日(日) ポピュラー・ジャズピアノ科発表会

二年に一度開催するようにしている発表会。運営が大変、と言う方もいるが、もともと楽しい企画なので、楽譜書きやその他の準備も楽しみながらやっている。しかしきちんと開催するようになったのはアメリカから帰国してしばらくした2002年からなので、留学前に在籍していた生徒には申し訳なかったなぁと思う。20代の私は仕事も私生活もいっぱいいっぱいで、そういうイベントを企画することにあまり頭が働かなかった。楽器店主催で1、2度しぶしぶやった程度。今頑張って企画するのは過去の罪滅ぼしと思っているところも少しだがある。

同じ場所では二度とやらないようにしていて、生徒にはいろいろな会場での演奏を体験してもらいたいと考えている。前回2008年は、オワゾ・ブルーというとてもステキな結婚式場のメインホールで実施した。キレイな会場のキレイなピアノに生徒達は目がくらませながら必死で演奏していた。対して今回は庶民的な「姿川地区市民センター」である。自宅から車で5分のこの場所。以前は「ここはどんなところなんだろう・・・」と気になっていた。今年になって中を見せてもらい、グランドピアノがあるのを知り、発表会の会場の候補のひとつにした。しかし市の施設は手ごろな値段で借りることができるので、いろいろな団体が借りたいと名乗りを上げ、競争率が高くなる。7月の抽選会には10月から12月までの使用を志望する団体が100以上あった。「こりゃ、抽選にはあたらないだろう」と思っていたがあっさり当たってしまった。

発表会は土日をあてているが、土日仕事の生徒は10年近く習っていても一度も発表会に出たことが無い。空いていても出ない生徒もいるし、興味がない生徒もいるだろう。今回出場するのは私の生徒のうちの3分の1であった。一方、この日たまたま会社のイベントがあると言う生徒はリハなしで2部から駆けつけ、般若寺住職はお通夜が入ってしまい自分の出番を嫌がっていたトップバッターに急遽変更して、7月の薬師祭りで弾いたドビュッシーの「小舟にて」を私と一緒に弾くと、ピューッと帰っていった。彼らのように何があっても積極的に出演してくれる生徒もいる。出演しない生徒さんもスケジュールが空いていればぜひ聴きに来てほしいなぁと思う。

今回は上級者が多く、ジャズの曲を演奏する生徒がこれまでより劇的に増えた。書き譜でない自分のインプロヴィゼイションを堂々と披露する姿は頼もしく、講師としては嬉しい限りである。アドリブをガンガンやる生徒を増やすのが私の目標。ぜひ継続して実力を上げていってほしいなぁ。ジャズ科でない生徒も自分のやりたい曲をそれぞれ弾いたり、演奏だけでなく衣装、髪型など総合演出で勝負した生徒もいて、とてもいい演奏会になった。生徒の友人の一人は「お金を払ってもいいと思いました!!」と言うほど、聴きに来た方にも好評をいただいた。

発表会が終わって、一時抜け殻になった生徒も、気をとりなおし、また新しい曲に取り組みつつある。みな仕事や生活に忙しい中、練習し、レッスンに通ってきてくれている。私も今回の発表会の反省点を文章にし、次回へつなげようと決心したところである。

また今回は初めてプロのカメラマンの方に撮影をお願いした。ピアニストは横顔の写真が多くなってしまうが、演奏が終わったあとの顔をそれぞれおさめてもらった。皆とてもいい顔をしていた。

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毎度おなじみ司会は私である。バックもおなじみB-STYLEの二人。終わった後、「疲れた~。集中力が~」との叫びが聞こえた。今回もたくさんの曲(難曲もあったけど)に付き合っていただきありがとうございました!!ますます集中力を持続できるようにね!

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8月15日(日)ふれあい橋ビアガーデン

B-STYLE

沼尾 賢一(B)

菅野 公士郎(Ds)

ゲスト

鈴木 美佐子(Vo)

季節がら毎年夕立が心配なこのイベント。案の定今回も18:00ころバケツをひっくり返したような雨に見舞われた。しかし演奏が始まる頃にはなんとか小降りになり、人もぽつぽつ出てきた。毎年このイベントのレポートをしているが、いつも内容が同じようになってしまうので、今回は私の温泉観について書こうと思う。

私は20代、30代の頃は、まとまった休みの時に温泉に行くのがとても好きだった。朝日旅行会の有限責任中間法人「秘湯を守る会」という団体があるのだが、そこに加盟している旅館は、秘湯というだけあって町から外れた自然豊かな人が少ない場所にあり、いかにも観光地というようなにぎやかな観光地があまり好きでない私にとってはリラックスできる魅力的な憩いの場所なのだ。中にはあまり女性には好まれないようなひなびた温泉宿もあるが・・・。そういえば最近、野天風呂に一人で行こうとした女性が殺される事件があったが、あのようなところには女性一人で行くべきではないと思う。どうしても野天の混浴風呂が体験したかったら、御主人や恋人など親しい男性と行くのがいいと思う。

この「秘湯を守る会」はスタンプ帳を発行していて、加盟宿に宿泊し、その宿のスタンプを押してもらい、それが10個たまると、10個のうちの一番泊まりたい宿に一泊御招待という特典がある。私は今、自分のスタンプ帳を見ているが、どの宿も趣向を凝らしたキレイで個性的なスタンプが並んでいる。ひとつひとつの宿の記憶もわりとはっきりある。ここは混浴だったなどか、ここでは浴衣を裏表反対に着て(右前左前でなく)、大勢の人と夕飯を食べたな・・とか、怪しいお兄さんに後をつけられてこわくなり、朝一番でチェックアウトしたなとか・・。変なことばかりよく覚えているものだが・・・。これらの旅館はみな小規模の旅館だ。一晩10組くらいしか泊まれないところに行くのが私の理想の温泉旅行である。

ここで再び鬼怒川温泉を思う。子供のいる家族にはいいと思うが、大きな「観光ホテル」とか「なんとかパレス」などというのは私の興味の外にある。女性が好みそうなキレイでエステなんかもついているリゾートホテルも守備範囲外である。同僚はこの手のキレイで大きなホテルに行きたい!と言うので、OLのときはよく行ったが・・。私が渋い温泉宿がいいというと「そんな汚そうなところいきたくな~い!野中さん、おじさんみた~い!」なんていわれた。「自分だっておばさんのくせに・・」と心の中で言い返したか、言い返さなかったか??。浴衣を着て歩く宿泊客の顔も、秘湯の宿の客とは違う・・。軽薄そうな人が多いような気がする。まぁこれは偏見だろうが・・・。いや偏見ではないな・・。(独り言)

秘湯を好む人は、静かな大人が多いのである。キャーキャー騒ぐ団体もいなく、浴槽でウンコしそうな子供もいない(と思う)。ここまで書いてきたらやはり温泉に行きたくなった。当分はいけそうも無いが、引き続き「日本の秘湯」の本をぱらぱらめくりながら温泉につかるのを夢見てしまう私であった。

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今年の「ふれあい橋ビヤガーデン」の様子。いつも聴きにきてくださる皆様。今年もありがとうございました。残念なことにイベント期間が短縮され、出演団体も少なくなっているような気がする。来年も継続して出演したいなぁ・・。

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第28回 オリオンジャズ

アーティスティック・ジャズ・ワークショップ

亀和田國彦(As) 阿久津典計(G)

岩見達也(B) 須藤晶(Ds)

鈴木美佐子(Vo)

宇都宮には「○○ジャズ」、というイベントが数多く存在している。宇都宮駅構内での「ステーションジャズ」、6月から8月の間催される「サンセットジャズ」、秋の「宮ジャズ」、ジャズ以外の音楽グループも多数参加することから春には「宮ギグ」、という大きなイベントもある。他にもあるかも知れないが・・。今回は旧新星堂の横での「オリオンジャズ」である。我々「アーティスティック・ジャズ・ワークショップ」(以下AJW)のほか、渡辺貞夫が指導する中高生の「ジャフロ」という打楽器のグループ、フュージョングループの「I Am」、トロンボーンカルテットの「豊田悦見グループ」以上計4バンドが参加した。タイ国に転勤した元ドラムの森内裕之氏はこのようなイベントの役員をしていたため以前は我がAJWもせっせとあちこちのイベントに出演したが、最近は誰も申し込むメンバーがいないため今日は久しぶりの出演となった。控え室に行くとTシャツが支給され、これを着て演奏する、とのことである。私はTシャツで演奏するのはあまり好きでない。しかも白のTシャツである。男性陣はみなそれなりの年齢のため、下着姿のおじさんに見える。私たち女性陣は自前の上衣を脱ぎ捨て白Tに着替え、優れたファッションセンスを発揮できないままステージに向かった。持ち時間は約1時間だが前のグループ「ジャフロ」の演奏が20分ほどで終了したため打ち合わせもしないまま演奏スタートとなった。演奏が始まれば白Tのことは頭の中から消える。私は演奏することのどういうところが好きかというと、「演奏中は日常のくだらないことを忘れられる」というこの「一点に集中できる」状態がとても好きなのである。返せば普段はいかにつまらないことに縛られているか・・ということになるのだろうが・・・。それはさておき、今回はギターの阿久津氏が一緒ということもあり、AJWのレパートリーの中から、ギターがテーマをとる曲を中心に演奏した。ソニークラークの「マイナー・ミーティング」これはギターとサックスが一緒にテーマを奏でるアレンジで私の大好きな曲である。それにウェス・モンゴメリーの有名な「フルハウス」、サックスフューチャーの「TAKE 5」、ギターカルテットで「サマーナイト」、そして鈴木美佐子のヴォーカル3曲でステージは終わった。野外イベントは音響面などなかなか思ったとおりのサウンドを追求するのは難しいが、聴いてくれるお客さんもたくさんいてそれなりに盛り上がっいたので、私たちも久しぶりのこのイベントを楽しむことができた。

私はこの後、市内「ベースキャンプ」でのライブを控えていたため、演奏後はすぐその場を離れたが、すべてのバンドの演奏終了後、ジャムセッションが行われたようだった。それも終わった後、ベースの岩見、サックスの亀和田両氏がベースキャンプに遊びに来てくれ、ここでもセッション、そして演奏終了後は岩見氏を中心にジャズ談義(説教??と言った者もいたが・・)におおいに花が咲いた。先に帰宅した私がいなくなった後も彼らは談義を続けたのだろうか・・・?みんな元気だなぁ・・・。そしてジャズが好きなんだなぁ・・。と改めてしみじみ思った一日であった。

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あぁ、これが下着姿のおじさんおばさんバンドである。夏休みの今、最近は人通りの少なくなったと思われるオリオン通りも多少にぎわっているように思えた。近くにオープンした「ドン・キホーテ」の影響だろうか??

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7月3日(土)真岡般若時 薬師祭

大島 美知恵(Fl)

今年で五年目を迎える恒例のイベント、季節がら雨に降られないかいつも心配しているが、毎年ど~んよりしながらもかろうじて曇りという誇るべき実績。今年も同様で蒸し暑~い中の演奏となった。お客さんは子供とその親(家族)がほとんどだが、私たちの演奏を聴いているようで聴いていないのか、聴いていないようで聴いているのか、聴いていないようでやはり聴いていないのか、反応をうかがうのが困難な状態の中での演奏となる。しかしこちらは演奏が始まればそのようなことは気にしていられない。毎年演目がワンパターンにならないように工夫をこらしているつもりである。今年は子供向けの曲を大幅に増やした。そして今年はなんと住職と私とで2台のピアノによる演奏も予定されている。曲は住職がかねてから弾きたいと言って2008年5月から2年以上も練習しているドビュッシーの「小舟にて」である。お寺に着くと、「今年は住職がワガママを言いまして~」と住職の御母堂様から床に額をつかんばかりの至極丁寧なお出迎えを受ける。「いいえ、いいえ、楽しみにお聴きください」私も土下座スタイルでごあいさつ。しばらくすると今度は住職のお姉さまが同様のごあいさつ。「弟が心配で胸がどきどきしています」とおっしゃる。「御安心ください。たくさん練習しましたから大丈夫です」と返したが、どんなにたくさん練習して「カンペキだ~!」と思っても、ステージには(今回は境内)魔物がいるということを私は知っている。住職はいちおう立派な御住職さまだと思うが、ピアノの生徒としてみると舞い上がりやすいタイプである。そう思いながら住職を見ると「緊張するな~でもどうせ誰も聴いていないから大丈夫かなぁ」と言う。あら、やっぱり毎年誰も演奏を聴いてないのね・・・。

先程から「聴いている」とか「聴いていない」とかくどくど書いているが、このお祭りと演奏は真岡の「いちご新聞」で告知され、当日は「いちごテレビ」が来て後日演奏の様子が放送されたりと「聴いてないのに見られてる??」という不思議なイベントなのだ。しかし少しは聴いている人もいると見られ、さざなみのような拍手が聞こえたりもする。

演奏は順調に進み、フルートの大島さんを休憩させるため、という理由付けのもと「小舟にて」の演奏は静かに始まった。私たちの小舟は住職の操縦ミスによって沈没・・おっとなんとか持ち直したか・・。という感じに進み、無事終わることができた。住職は緊張しているように見えた。だが終わって「自信がつきました。これで今年の発表会もこの曲で頑張ります」と晴れ晴れとした顔で言った。そうか発表会もこの曲弾くんだ、頑張ろうね。私も心の中でそう言った。正座して(たぶん仏様にお祈りしながら)聴いていた母上、姉上もほっとした様子であった。

小さなお寺だがいつもたくさんの出店とイベントで楽しい薬師祭、これだけたくさんの人が楽しみに来てくれるイベントに関われて、たとえ聴いていなくても聴いていても(くどい!)私たちも嬉しい気持ちで毎年楽しく演奏しています。これからもいろいろな曲をお届けしたい、と思う。

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優しく見守るリカ先生に対して、住職は自分の演奏で精一杯「それどころじゃない!」と言う感じ。

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「は~い並んで」せっかく大島さんがカメラを向けたのにそそくさとその場を離れようとする住職。「すぐ動いちゃうんだもん!」と大島さんはぶつぶつ。きっとリカ先生にしかられる~と思って逃げたかったんだね。お疲れ様でした。

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