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第28回 オリオンジャズ

アーティスティック・ジャズ・ワークショップ

亀和田國彦(As) 阿久津典計(G)

岩見達也(B) 須藤晶(Ds)

鈴木美佐子(Vo)

宇都宮には「○○ジャズ」、というイベントが数多く存在している。宇都宮駅構内での「ステーションジャズ」、6月から8月の間催される「サンセットジャズ」、秋の「宮ジャズ」、ジャズ以外の音楽グループも多数参加することから春には「宮ギグ」、という大きなイベントもある。他にもあるかも知れないが・・。今回は旧新星堂の横での「オリオンジャズ」である。我々「アーティスティック・ジャズ・ワークショップ」(以下AJW)のほか、渡辺貞夫が指導する中高生の「ジャフロ」という打楽器のグループ、フュージョングループの「I Am」、トロンボーンカルテットの「豊田悦見グループ」以上計4バンドが参加した。タイ国に転勤した元ドラムの森内裕之氏はこのようなイベントの役員をしていたため以前は我がAJWもせっせとあちこちのイベントに出演したが、最近は誰も申し込むメンバーがいないため今日は久しぶりの出演となった。控え室に行くとTシャツが支給され、これを着て演奏する、とのことである。私はTシャツで演奏するのはあまり好きでない。しかも白のTシャツである。男性陣はみなそれなりの年齢のため、下着姿のおじさんに見える。私たち女性陣は自前の上衣を脱ぎ捨て白Tに着替え、優れたファッションセンスを発揮できないままステージに向かった。持ち時間は約1時間だが前のグループ「ジャフロ」の演奏が20分ほどで終了したため打ち合わせもしないまま演奏スタートとなった。演奏が始まれば白Tのことは頭の中から消える。私は演奏することのどういうところが好きかというと、「演奏中は日常のくだらないことを忘れられる」というこの「一点に集中できる」状態がとても好きなのである。返せば普段はいかにつまらないことに縛られているか・・ということになるのだろうが・・・。それはさておき、今回はギターの阿久津氏が一緒ということもあり、AJWのレパートリーの中から、ギターがテーマをとる曲を中心に演奏した。ソニークラークの「マイナー・ミーティング」これはギターとサックスが一緒にテーマを奏でるアレンジで私の大好きな曲である。それにウェス・モンゴメリーの有名な「フルハウス」、サックスフューチャーの「TAKE 5」、ギターカルテットで「サマーナイト」、そして鈴木美佐子のヴォーカル3曲でステージは終わった。野外イベントは音響面などなかなか思ったとおりのサウンドを追求するのは難しいが、聴いてくれるお客さんもたくさんいてそれなりに盛り上がっいたので、私たちも久しぶりのこのイベントを楽しむことができた。

私はこの後、市内「ベースキャンプ」でのライブを控えていたため、演奏後はすぐその場を離れたが、すべてのバンドの演奏終了後、ジャムセッションが行われたようだった。それも終わった後、ベースの岩見、サックスの亀和田両氏がベースキャンプに遊びに来てくれ、ここでもセッション、そして演奏終了後は岩見氏を中心にジャズ談義(説教??と言った者もいたが・・)におおいに花が咲いた。先に帰宅した私がいなくなった後も彼らは談義を続けたのだろうか・・・?みんな元気だなぁ・・・。そしてジャズが好きなんだなぁ・・。と改めてしみじみ思った一日であった。

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あぁ、これが下着姿のおじさんおばさんバンドである。夏休みの今、最近は人通りの少なくなったと思われるオリオン通りも多少にぎわっているように思えた。近くにオープンした「ドン・キホーテ」の影響だろうか??

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7月3日(土)真岡般若時 薬師祭

大島 美知恵(Fl)

今年で五年目を迎える恒例のイベント、季節がら雨に降られないかいつも心配しているが、毎年ど~んよりしながらもかろうじて曇りという誇るべき実績。今年も同様で蒸し暑~い中の演奏となった。お客さんは子供とその親(家族)がほとんどだが、私たちの演奏を聴いているようで聴いていないのか、聴いていないようで聴いているのか、聴いていないようでやはり聴いていないのか、反応をうかがうのが困難な状態の中での演奏となる。しかしこちらは演奏が始まればそのようなことは気にしていられない。毎年演目がワンパターンにならないように工夫をこらしているつもりである。今年は子供向けの曲を大幅に増やした。そして今年はなんと住職と私とで2台のピアノによる演奏も予定されている。曲は住職がかねてから弾きたいと言って2008年5月から2年以上も練習しているドビュッシーの「小舟にて」である。お寺に着くと、「今年は住職がワガママを言いまして~」と住職の御母堂様から床に額をつかんばかりの至極丁寧なお出迎えを受ける。「いいえ、いいえ、楽しみにお聴きください」私も土下座スタイルでごあいさつ。しばらくすると今度は住職のお姉さまが同様のごあいさつ。「弟が心配で胸がどきどきしています」とおっしゃる。「御安心ください。たくさん練習しましたから大丈夫です」と返したが、どんなにたくさん練習して「カンペキだ~!」と思っても、ステージには(今回は境内)魔物がいるということを私は知っている。住職はいちおう立派な御住職さまだと思うが、ピアノの生徒としてみると舞い上がりやすいタイプである。そう思いながら住職を見ると「緊張するな~でもどうせ誰も聴いていないから大丈夫かなぁ」と言う。あら、やっぱり毎年誰も演奏を聴いてないのね・・・。

先程から「聴いている」とか「聴いていない」とかくどくど書いているが、このお祭りと演奏は真岡の「いちご新聞」で告知され、当日は「いちごテレビ」が来て後日演奏の様子が放送されたりと「聴いてないのに見られてる??」という不思議なイベントなのだ。しかし少しは聴いている人もいると見られ、さざなみのような拍手が聞こえたりもする。

演奏は順調に進み、フルートの大島さんを休憩させるため、という理由付けのもと「小舟にて」の演奏は静かに始まった。私たちの小舟は住職の操縦ミスによって沈没・・おっとなんとか持ち直したか・・。という感じに進み、無事終わることができた。住職は緊張しているように見えた。だが終わって「自信がつきました。これで今年の発表会もこの曲で頑張ります」と晴れ晴れとした顔で言った。そうか発表会もこの曲弾くんだ、頑張ろうね。私も心の中でそう言った。正座して(たぶん仏様にお祈りしながら)聴いていた母上、姉上もほっとした様子であった。

小さなお寺だがいつもたくさんの出店とイベントで楽しい薬師祭、これだけたくさんの人が楽しみに来てくれるイベントに関われて、たとえ聴いていなくても聴いていても(くどい!)私たちも嬉しい気持ちで毎年楽しく演奏しています。これからもいろいろな曲をお届けしたい、と思う。

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優しく見守るリカ先生に対して、住職は自分の演奏で精一杯「それどころじゃない!」と言う感じ。

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「は~い並んで」せっかく大島さんがカメラを向けたのにそそくさとその場を離れようとする住職。「すぐ動いちゃうんだもん!」と大島さんはぶつぶつ。きっとリカ先生にしかられる~と思って逃げたかったんだね。お疲れ様でした。

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6月26日(土)石の蔵ビュースタジオ

水川寿也(尺八)

水野茂(Perc)

豊田悦見(Tb)

村上聖一(B)

中牟田かおり(Ds)

なかなかない編成である。主に尺八奏者水川氏のオリジナル曲をメインに演奏。聞くところによると水川、水野両氏は大物らしい・・。たとえ大物相手でも私はビビることなく自分の演奏をするしかないので、そのつもりで練習をしていた。

石の蔵ビュースタジオとはジョイトーク英会話教室代表の土屋氏所有のものである。場所は氏家からさらに奥に入る那須烏山市にあり、同じような景色が続く田園地帯をひたすら走った。曲がるところを見失いそうになったが「おっと、ここだ!」と急ブレーキと共にキキキーと右折しスタジオに到着。車を降りると近くで農作業をしていたおばちゃんに何事か話しかけられる。しかし何を言っていたかは聞き取れなかった。周りに家もないし、思い切り演奏しても近所に「うるせー」などと言われることもないだろう。家畜のにおいもただようのどかなスタジオである。

土屋氏自身は摩訶不思議な演奏をするアルトサックス奏者である。ステージ、グランドピアノもあり床は大谷石でできていてヒールのある靴で歩くと躓きそうになる。客席は50人は入ると思われる。リハを終え、そうめんをいただいて、本番となった。演目はソロをとるところもあるが、ジャズではない。リズム隊の村上氏、中牟田嬢もジャズのプレイヤーではないと見受けられた。しかし中牟田嬢はなかなかパワフルでタイトなリズムをキープしていて、ふと高校時代にハードロックをやっていたときのことを思い出した。気持ちのいいドラムであった。

人里はなれた場所ゆえ、集客は大変だろう。しかしこんな田舎でも、決して多いとはいえないが楽しみに来てくれるお客さんがいた。私たちも専攻ジャンルの違う(こんな言葉はないか?)慣れないメンバー同士、しかもオリジナル曲で譜面をよく見ていないとわかんなくなっちゃう~という状況でなんとか演奏を終えた。笑顔の優しい水川氏、迫力のあるパーカッションで存在をアピールした水野氏、なかなかない編成で楽しいライブであった。

この石の蔵ビュースタジオではライブのほか、ジャムセッションも行われているらしい。ドライブがてら?楽器を持っていってみるのもいいかもしれない。土屋氏も喜ぶであろう。

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中央の雷さまのタイコのようなものは水野氏持参のパーカッションである。この日は湿気が多く、氏はイマイチ音に納得していなかったが、私たちは珍しさもあいまってか、演奏に十分なアクセントをつけるものだったと思った。

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