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2月26日(金) 初級ジャズセミナー 修了コンサート

講座 11月13日(金)~2月26日(金) 月2回の講座で4ヶ月間

昨年夏、この講座の依頼がほのめかされたとき、とても自分には無理なので、やりたくない、と思っていた。八人ずつ2クラスでピアノなんか教えられない。なんとか途中で話がなくなることを望んだ。しかし夏が終わって秋になり、いよいよ逃げられないなぁ、仕方が無いからテキトーにやろう、たった八回の講座だし・・・。と、なんとかその気になるように自分の気持ちをもっていきたかったが、なかなか内容を考える気にはならなかった。「まず、使用テキストを決めてください」と担当は言う。私は自宅の楽譜が詰まっている本棚を見て思いついた。NHK教育テレビで何度かやっていたジャズピアノ講座。アレをパクろう!あぁ私はなんて頭がいいのだろうと思いながら、二冊の本を引っ張り出した。一冊目は2008年春にオンエアになった、国○弘○先生の「今日からあなたもジャズピアニスト」という講座のテキストである。目次を見てみる。全9回のレッスン、これはなんとかはしょればいいなと思い、内容に目をやると一日目、「春がきた」を鼻歌のようにフェイクしてみましょう!となっている。歌詞が、フェイクされたメロディの下に書いてあり、最後の「~野にも~きた~」のあとに「イェイ!」なんて赤字でおまけがついていた。なんかこういうのあまり好きじゃないな~。しかも五日目には「リハーモナイズに挑戦」とある。この、よく言えば中身が濃すぎる9回のレッスン。私なら90年くらいかけて(つまり一生以上)ゆっくりマスターしたい。「これは使えん!」大先生の教材に対して、「使えん!」とは失礼だが、二冊目を見てみることにした。次は大物、山○洋○大先生の「ジャズの掟(オキテ)」という恐ろしそうな講座のテキストである。1998年にオンエアだったらしい。目次を見ると恐ろしい講座名とは裏腹に、以外にも第一回「ジャズってなんだろう?」とある。第二回は「コードの三原色」~基本はCFG~。おおこれならいけるかも。と思ってさらに目次を見ていくと、第七回「あいうえおからハナモゲラへ ~スケール自由自在~」と書いてある。嫌な予感がし、内容を見ると、コンビネーション・オブ・ディミニッシュを使ったG7のフレーズの下に「ハナモゲハナモゲラ~」の文字が・・・。私は生徒の前で「ハナモゲラ~」と言っている自分を想像してみた。「ハナモゲラ~」と言うのはちっとも恥ずかしくは無いが、市の講座だし、やはりこれもパクレない。さらにテキスト冒頭の氏のサインの横には「ジャズの掟破り!!」と書いてある。「掟」を教える講座で「掟」を破るらしい。あぁこの大先生を理解しようとしてはいけない。私は二冊のテキストを床に放り投げた。やっぱり何かをパクろう!などと考えず、自分でひねり出そう・・。心を入れ替え、そのあとはすんなり使用テキストが決まった。なぜいままでこれに気付かなかったのだろう、と言えるくらい身近に使用していたものであった。テキストが決まると教案も作った。練習してもらう曲も、弾きやすいようにCに移調し、無料のスコア制作ソフトで楽譜を作った。それまでパソコンで楽譜制作をすることは考えていなかったが、この機会にある程度の楽譜は作れるようになった。はじめはテキトーにと思っていたが、一回目に作った教案から次の講座までの2週間で内容をばっちり決めて次に臨み、それを最終回まで続けた。テキトーにやることのほうがずっと大変なことだと途中で気づいた。学習内容はすべて文書化し、欠席しても困らないように、全員に配布した。

講座は8人ずつの2クラス、ポータブルキーボード(約50鍵)使用で、はじめのクラスが準備し後のクラスが片付ける。私は生徒にとって面倒なことなのではないかと思った。そう思えば講座にこなくなってしまうだろう、と。しかし私の心配をよそに生徒たちはこの面倒と思われる作業をしながら、生徒同士でコミュニケーションを深めていったようであった。

寒い時期の講座であった。半分は冷たい雨、雪の日もあった。しかし出席率は良く、修了コンサートは全員が出演することになった。

コンサート当日も雨、しかも今月のトップページに書いたとおり、私は胃腸炎で朝は15分に一度押し寄せる腹痛に苦しんでいた。しかしそれが30分に一度になり、夕方になるころにはほぼ痛みはなくなっていった。今日、生徒たちは、初めてベースとドラム、サックスをバックに自らが選んだ曲を演奏するのである。生徒は皆見事に、生き生きと演奏してくれ、この日を持って講座は無事修了となった。私はたぶん受講生に恵まれたのだと思う。全日程を通じて、講座は思ったとおりに進んだ。初回のあいさつで私は、冗談を交えて、「3倍の倍率の抽選に当たった幸運な受講生たち」と表現した。今日、初めてのトリオ演奏を体験し、受講生同士交流を深め、世界を広げたであろう彼ら、彼女らを見て、自分の言ったことは冗談ではなく、本当に幸運な方たちなのだ、と思った。

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沼尾賢一(B) 菅野公士郎(Ds)今夜もありがとうございました!!

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 亀和田國彦(As)ソロ、イントロ、写真撮り(?)など重要なところをお願いしました。

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この頃はもう元気になっていた、司会の私。

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2月13日(土)14日(日) 春節祭

B-STYLE  沼尾賢一(B)

         菅野公士郎(Ds)

「パンツ三枚はいてみ、あったかいから」週末、鬼怒川温泉駅前で演奏があり、厚着をして臨むのだ、と言った私に、母はそう言った。母のはいているようなパンツを私はまだ持っていない。ああいうもののお世話になるのは20年後くらいにしたいなぁ・・・。

今年は結構寒い年だとみな言うし、私もそう思う。何を何枚着るか考える・・。スカートをはいていけば、正気で演奏できないだろうから、毎年ズボン(というか下着でないパンツ)で行くのだが、やはりそれだけでは寒いので、今年はズボンの上に厚手のスカートも穿いた。これは中高生のときに女の子なら誰でもやった「制服の下にジャージ」の応用系成人バージョンである。そしてセーターは普通はやらないタートルネック二枚に○○シャツも当然着用。コートを着ればこの奇妙な重ね着はすっぽり隠れる。さらに車の中におきっぱなしにしてあるダウンのベストを羽織った。ウサギの毛の帽子を頂き、耳あてに指なし手袋、マスクもすれば完璧、と思ったがさすがにマスクはやめた。このくらい着ると歩くのもややぎこちなくなる。完璧な厚着で登場した私に対して、メンバーの服装はやや脇が甘い。「ももひきが見つからなかった~」言うガンジー沼尾はジーンズの下は素足だと言う。ストッキングにタイツもはいている私には信じがたい。「ももひき、見つかるまで探せよ~」と心の中で言う。

春節祭は中国の旧正月を祝うお祭りである。駅前のメインステージでは竜王太鼓、中国雑技団の演技、芸者の踊り、などがあるがもうひとつ「ミュージックシンフォニー」というグループの演奏がある。琴、テルミン、電子ピアノの三人なのだがこのグループ、失礼を承知で言わせてもらうと、毎年、数回のステージの演目がみな同じで、いまひとつの演奏内容である。しかし今年は様子が違った。「あれ、ミュージックシンフォニーにイケメンのフルートがいるぞ」常にミュージックシンフォニーの動きに敏感な公士郎が言った。私は特にイケメンにはさほど興味はないが「イケメンのフルート」という言葉にある知人の顔が思い浮かんだ。「落合くんだ~」落合くんは気鋭の若手作曲家、ピアノもフルートも達者で、わたしと同じ「ミュージックシンフォニー」じゃなかった、同じ音楽事務所「ミュージックオフィスAZ」所属の演奏家で、私の次くらいに(?)才能あふるる逸材である。そしてテルミンの代わりにはマリンバ奏者がいた。今年の「ミュージックシンフォニー」はいつもと違う。「やつら、やる気だな・・・。」そんなこと思いはしないが、演奏前にプレッシャーをかけてやろうと思い(そんなつもりもないです)、マイクの前で音出しに余念のない落合くんに近づいた。「落合くーん!」何も知らない落合くんは自分の名前が呼ばれて不思議そうな顔をしたが、私を認めると「あれ~こんにちは~」と笑顔になった。しかしそのすっとんきょうな声がマイク、PAを通してあたりに響き渡った。ごめんね落合くん。

落合くんを起用した「新、ミュージックシンフォニー」の今年の演奏は素晴らしかった。じゃあB-STYLEはどうなんだと聞かれたら、まぁ我々も自分たちの演奏をしましたよ。昨年来た上品そうな老婦人、今年もきてくださってじっと聴いている。赤ちゃんをつれた若い夫婦が何度も声をかけてくる「いいですね。生演奏。次は何時からですか?」ご飯を食べたり演奏を聴きにきたり楽しんでいるご様子である。演奏が終わるとまたやってくる。「いやぁ~よかったです。足湯につかりながら聴いてました」おいおい、足湯のBGMかい?

今年は、途中で強風のため中止になった昨年とは違い、無事2日間終えることができた。雪も残って寒かったが「さむいさむい」と連呼するメンバーに対して、今年は厚着の極意を得、生き生きと演奏できた私であった。

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落合くん。かなり薄着のようであった。まぁ、若いからいいか・・・。

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寒いが、天気は上々。あたたかいドリンクの差し入れなど、ありがとうございました。

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